京阪の発車メロディ
京阪は昔から、電車の宣伝曲を作っています。10年くらい前は、「出町柳から」でした。キャッチーなコピーに魅かれやっと探し当てたCD。でも、。「ダブルデッカー~そうでっか~」とか・・・なんか、、、「そのままやんけ~」という歌詞でした。
京阪特急はいまでこそ停車駅が増えてしまいましたが、七条と京橋の間は、20年前はノンストップだったのです。小田急でいうと、新百合ヶ丘から秦野くらいの距離が、ロマンスカーみたいな電車が、ノンストップで特急料金なしで乗れてしまうわけで、京阪とはなんと太っ腹なんだろうと思っていました。
いろんなメディアがあるので、テレビは見ないじぶん。情報を得るのはAFNとたまに買う新聞と「貴女管」です。昔の淀屋橋駅の発車メロディを聞きたくなり、検索したら、なんと最近のものを発見。しかも作者さんでした。そういえば、今年の冬、祇園四条駅で聞いたリズミカルな曲が、なんか忘れられなかったのです。この楽曲はなんとカシオペアの方が作曲だったのです。http://www.youtube.com/watch?v=SClTWQi_p6A 素晴らしい先生です。特急のバージョン四拍子で、上りと下りの2種類。しかも全駅のものをつなぎ合わせると、ひとつの曲になるという、その発想が素晴らしいですね。出町柳から大阪に向かう曲の名前はGENKI。なんか元気になってきましたよ~。久しぶりに鍵盤をたたいて、真似してみました。特急以外の通勤電車向けも別にあるのです。ttp://www.youtube.com/watch?v=dfhfZLmARtM
ずっと洗練されて、計算しつくされた感じです。東京を走る電車の音楽よりもすごいです。京阪のネットショップで購入できそうなので、発注してみました。届くのが楽しみです。
関西で一番好きな私鉄は京阪~どうげん
※無意味なリンクを避けるため、一部隠語で表現させていただいております。~どうげん
全日本仏教青年会の全国大会in大阪
5月7日、大阪・南御堂において全日本仏教青年会の全国大会が開催されました。南御堂は浄土真宗の別格本山です。摩天楼の谷間に位置し、服飾の問屋街で有名な船場の近くにあります。大きな本堂は日中は開放されており、近隣の方だけでなく、お仕事の合間をぬって来られるのかご商売の方も、たくさんお参りされています。
今回、シンポジウムのテーマは、「東日本大震災から考える 地域の再生・多様性」でした。作家で臨済宗妙心寺派福聚寺住職の玄侑宗久師、明治大学教授の中沢新一氏の対談を釈徹宗氏がコーディネートしていきます。
玄侑師は、かつ奥さんが大阪出身で、大阪に造詣が深い方です。中沢氏は「大阪アースダイバー」で大阪と東京の比較文化を研究しており、どちらも第一人者です。
印象に残ったお話をあげます。
玄侑師は福島で被災された経験をお持ちです。
震災までは、気づかなかった村単位の重要性を指摘されていました。
物資の配給や支援の際、平成の合併で無理に市になった地域は、
行政がトップダウンで人々を動かそうとするのに、村は住民が率先して動くこと。
また「村長が、ひとりひとりの家族構成、職業、人柄を熟知しているのを知った」とお話されていました。
中沢氏は続けます。江戸は徳川将軍のおひざ元で権威のまち。
対する大阪は民のまちで自由な発想で発展を遂げてきました。
現金の移動をなくすために手形を考えたのも、商売の知恵から生まれたものです。
江戸は鬼門に寛永寺をおき、その延長線上に日光東照宮があります。
西に富士を眺めるまちに設計されています。大阪は仁徳天皇陵・住吉大社・大阪港を
一直線に結ぶと太陽が昇る線になっているのだそうです。大阪には大きな無縁墓地が七つあって、
お盆になると、自分の先祖だけでなく、七つの墓参りをした。ところがとても怖いので、
笑いが必要になった。文楽や上方落語は、そこから発展したそうです。グランド花月のある千日前も
墓場だったそうです。
いろんな話題に脱線し、対談というよりは、漫談に近い感じでしたが、学生時代から関西を往復しているじぶんには、興味深い話で、最高のお土産となりました。
大阪大好き~どうげん
※この文章は神奈川県仏教青年会機関紙(平成25年7月発行予定)へ寄稿したものです。
おもしろポスター~大阪編
▲えっ!ビルボードじゃなくって?見るボード!~本町駅
▲浄土真宗さんのゆるキャラです。南御堂さんで会えます▼▲超キャッチー!▼動物園前駅
▲地下鉄の駅の中。風って結構、強いんですよ。
▲考えられない隣り合わせなのですが。。。
▲駅のロータリーにある銅像を回ろうという発想がすごいですよ。神奈川だったら、本厚木駅の若人の像、二宮駅のガラスのうさぎ、鵠沼海岸の平和祈念像・・・になるでしょうが、「回ってみいひん~?」という人は、まずいないですよね▼
▲こういうほのぼのとしたかんじ 好きですね。~御堂筋線・動物園前駅
大阪は、絵のアイデアがいっぱいなんです。だから大好き!~どうげん
大阪市電
朝。ホテルを出ようとしたら、ジオラマがありました。大阪の市電です。
制作した先生とお弟子さんが設営していました。「本物の市電なら、新世界にあるよ」と先生が教えてくださいました。▲とにかく大きいというのが第一印象です。
▲「よく保存しておいたな~」と感動しました。
▲電車なので運転台は前と後にあります。
▲市電はバスよりもずっと輸送力はあったはずなのに、消えてしまったのは残念です。
▲高度経済成長期は日本のあちこちに団地ができました。まだ車が各家庭にない時代ゆえ、市電が消えるとバスが輸送手段になります。そのバスも、いまより大きく長尺ものなんて呼ばれていましたね。80年代まではバスは大きかったのです。
▲でも~霞町線開業100周年イベントなのに、行き先が違うような気がします。行先だからまっいいか!「現在、ワールドスパがある場所は昔、市電の車庫だったんだよ」とジオラマの先生が教えてくれました。
阪堺電車
2月に通天閣を訪れたとき、ジオラマをみて、この電車のことを知りました。今回は終点まで乗ってみることにします。
▲なんともレトロないい感じです ▼
▲この字体、色。新しいものは運賃箱まわりくらいです。
▲角ばった窓と扉に、真鍮のてすり。木に塗ったペンキの感じがなんともいえません。
▲線路の区間と道路の区間を交互に、走っていきます。
▲ガラガラって響く、扉の音も伝えたい~。
運賃はどこまで行っても200円。一乗車につき100円を町が負担しています。ICカードは使えません。そこがまたいい!
終点、浜寺駅前に着きました。約50分の旅でした。
▲浜寺駅というのは略称で浜寺公園駅のことでした。この駅もまた洋館風の瀟洒な感じです。阪堺線は新世界と浜寺公園を結ぶ大事な鉄道なのですね。関東の路面電車は、都電荒川線と江ノ電の江の島・腰越間くらいしかないので、珍しくてしかたがないのです。大きな道を、堂々と走る関西の路面電車はとてもクールです。古いものを大事にする精神も、私たちと共通していますね。
新世界
▲子供の頃、見たような昭和レトロなお店屋さんがいっぱいあります。この色、ロゴ!たまりません。大好きです。
▲営業を再開したスパ。半分あったテナントは更地になっていましたが
▲一時は閉鎖されてゴーストタウンになっていただけにホッとしました
▲アシュラマン
▲市電。
等身大フィギアは夜から早朝は格納されます。盗難やいたずらが各地でありますからね。
新世界のよさは、新しいものと古いものが上手にとけあっているところです。派手さがあっても、懐かしいものもあって、初めて来た人も、「なんかいい~」感じになります。とかく、なんでも新しいものを買い、古いものはバッサリ捨てる時代です。新世界のように、いろんなものがとけあう空間って大切なんじゃないかなって、哲学させてくれる場所です。
天王寺動物園
新世界一帯は昔、ルナパークという一大テーマパークがあったそうです。どんなものだったかは、通天閣にジオラマがありますよ。往時のイメージを感じさせる入口です。
▲おさるさんは・・・「見ざる、言わざる、聞かざる?」・・・ではなさそうですね。▲地下鉄・ニュートラム・バスが一日乗り放題のエンジョイエコカードを、ここの割券対応口で見せると350円で入園できます。動物園と庭園もみられるのですが、動物園だけでも、楽しいので2時間くらいかかりますね。
▲池や木々がある檻の中には、鳥がいっぱいです。
▲鳥たちの解説ボード。整備中となっているのですが・・・▲鳥に言わせて、「ダメ出し」しています。この類はいっぱいあって・・・
▲人間のことばさえ通じないのに、「大阪弁もはやく覚えるように頑張るから~」と言われても・・・。おもしろいから、いっか!
お次はタイガーちゃん。
▲ノッシ!ノッシ!と威嚇するように
▲檻を闊歩するのですが
▲おしっこをひっかけてきます。▲そのため檻の半分から下は、アクリル板になっています。
▲でもプレートだと・・・こんなかわいくなって・・・。ありえない~!
アザラシのいるプールです。
▲ところどころに鳥があって、よくできたオブジェですね。
▲あれ?動く!本物なんですね。鳥はさっき野禽の檻にもいました。と、いうことはプールにいるのは、野生のが自由にやってきているってこと!エサをもらえるからかな~。オブジェのふりをしたり、なかなかしたたかです。
ゾウさんです。都会の真ん中にいるのが、ちょっとありえない眺めになっています。
▲シカは奈良公園や、丹沢あたりでも見かけます。都会の方にとっては珍しいのでしょうね。
大道芸のお兄ちゃん。 どう見ても転がるモノばかりの上に、立とうとしています。「あかんわ~。みんなパワーちょうだい」
「がんばれー」と黄色い声。
こどもが拍手をしてパワー充電!
「拍手が足らない~」
・・・えっ?すっかり踊らされるこどもたち。
う~ん成功!!こどもは無邪気。でも、おとなは・・・心臓に悪いですね。
▲注意を促すものなのですが、真ん中だけが解せません。ぞうさんバギーとは・・・
▲これです。でも、いっぱいあると気持ち悪いかも。
▲コアラの好きなユーカリを育てています。コアラは室内で眠っており、撮影禁止。全然動かないのは、ユーカリをゆっくり消化してエネルギーを無駄に使わないためなのだそうです。どうせ動かないから、コアラのぬいぐるみでもいいのかも・・・。
初めて入った天王寺動物園。ゆっくり見ていると2時間くらいあっという間です。
童心にかえってみるのもいいのではないでしょうか?
おとなになるとこんな表情が増えてきますからね。~おしまい